記事詳細

旧優生保護法、違憲3例目 札幌地裁、損賠請求は棄却

更新

旧優生保護法下の強制不妊手術を巡る訴訟の判決を前に、車いすで札幌地裁に向かう原告の小島喜久夫さん(前列左から2人目)ら=15日午後3時12分 1/1枚  旧優生保護法(昭和23~平成8年)下で不妊手術を強制されたのは憲法違反だとして、札幌市の小島喜久夫さん(79)が国に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁(広瀬孝裁判長)は15日、旧法を違憲と判断した。一連の訴訟で違憲判断は3例目。賠償請求は棄却した。

<< 下に続く >>

 全国9地裁・支部で起こされた訴訟で、判決は4件目だった。小島さんは実名を公表した最初の原告。

 令和元年5月の仙台地裁判決と昨年11月の大阪地裁判決はいずれも旧法を違憲とする一方、損害賠償については、手術から提訴までに損害賠償請求権が消滅する20年の除斥期間が過ぎたとして退けた。昨年6月の東京地裁判決も除斥期間が経過しているとして請求を棄却し、旧法の違憲性には言及しなかった。

 訴状などによると、小島さんは19歳ごろ、警察官に突然連行され、札幌市内の病院で不妊手術を受けた。 強制不妊手術をめぐっては元年4月、被害者に一時金320万円を一律支給する救済法が議員立法で成立、施行された。

ピックアップ

    注目ニュース

      アクセスランキング

      iza! ソーシャルメディア公式アカウント

      • twitter
      • facebook
      • iza!を読む
      ×