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ソフトバンク元社員、楽天モバイル転職直前に秘密情報持ち出し ネット民「やることが大胆」「素人手口に呆れる」

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警視庁=東京都千代田区 1/1枚  通信電話大手「ソフトバンク」の第5世代(5G)移動通信システムなどに関する営業秘密を不正に持ち出したとして、警視庁は12日、不正競争防止法違反(営業秘密領得)容疑で、同社から「楽天モバイル」に転職した40代の元社員を逮捕した。SNSでは「やることが大胆」「素人手口に呆れる」などと話題を呼んでいる。

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 ソフトバンクは同日、元社員について「秘密保持契約を締結していたにもかかわらず、退職申告から退職するまでの期間に、当社営業秘密に該当するネットワーク技術に関わる情報を不正に持ち出していたことが2020年2月に判明しました。その後、当社は警視庁へ相談し、被害を申告するとともに捜査に協力してきました」などとコメントを発表。在籍中はネットワークの構築業務に従事していたといい、不正に持ち出された営業秘密は4Gや5G用の基地局設備や固定通信網に関する技術情報だったという。

 産経ニュースなどによると、元社員はソフトバンクに勤務していた19年12月31日に、社外から自分のパソコンを使って同社が管理するサーバーに接続。同社の営業秘密の5Gの技術情報などをメールに添付して自らに送り不正に持ち出した疑いが持たれている。男は同日付でソフトバンクを退社し、翌日、楽天モバイルに入社していた。

 ソフトバンクは当該資料について、「元社員が利用する楽天モバイルの業務用PC内に当社営業秘密が保管されており、楽天モバイルが営業秘密を既に何らかの形で利用している可能性が高いと認識しています」とコメント。楽天モバイルに対して「営業秘密の利用停止と廃棄等を目的とした民事訴訟を提起する予定です」などと、今後の対応を検討しているという。

 このニュースを受けて、ツイッタートレンドには「ソフトバンク元社員」がランクイン。容疑内容に「やることが大胆ですね」「ドラマみたい」と驚きを隠せない人や、「楽天モバイルを契約しようと思ってたけど大丈夫かな」と不安をのぞかせるユーザーが相次いでいる。ほかにも「手土産持って就職活動したのかな」「転職先で冷遇されそう。営業秘密を持ち出すような人、信用できないでしょう」「ますますドコモに追い風」「今年のプロ野球ペナントレース、ソフトバンク対楽天は見逃せません」などと、ネット民は大いににぎわっている。

 秘密情報の管理体制についても、「ソフトバンクのガードの甘さも気になるな」「内から裏切られるとどんなにセキュリティーを強化していても無理」「稚拙な素人手口に呆れるけど、そんな素人臭い手法で機密を持ち出されてしまうSBMの情報システムに驚愕した。報道の通りならちょっと恥ずかしい」などと、たくさんの意見が飛び交っている。

 同一業界内の転職だったこともあり、「いくらもらえる予定だったんだろう。とか下衆なこと考えてしまった」「待遇悪いのかな」「もっといい条件で引き抜かれたのではないかと…」「何かしら旨味がないと危ない橋はわたらないよねぇ」などと、契約面についてもさまざまな推察がされている。

 またネットでは、逮捕された元社員の見た目がTBS系テレビドラマ「半沢直樹」の主人公に似ていることも大きな話題となっており、SNSは「半沢に似てる」「半沢に見えたのは俺だけじゃないはず」「やられたらやり返しそう」「写真見た瞬間に半沢のテーマ流れた」「1000倍返しですね」「半沢コメで笑ってしまった」などの関連コメントであふれている。ちなみに半沢役を演じた俳優の堺雅人はソフトバンク5GのCMに出演している。

 5Gをめぐっては、NTTドコモなど大手3社が昨年3月に商用サービスを開始。楽天モバイルは9月に新規参入しており、業界内の競争が激化している。警視庁は元社員が不正に持ち出した資料をどのように使ったのか捜査を進める。

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