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命乞いの女性をメッタ刺し 「1人殺害」で死刑、残虐殺人の真相

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地方・西

 永山基準に照らして 裁判では事実関係は争われず、「情状」の有無、死刑か否かという点のみが焦点になった。

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 永山基準に照らして

 裁判では事実関係は争われず、「情状」の有無、死刑か否かという点のみが焦点になった。

 ここで参考にされたのは、最高裁が昭和58年の判決で示した「永山基準」。死刑適用にあたり、(1)犯罪の罪質(2)動機(3)態様ことに殺害の手段方法の執拗性・残虐性(4)結果の重大性、ことに殺害された被害者の数(5)遺族の被害感情(6)社会的影響(7)犯人の年齢(8)前科(9)犯行後の情状-の9項目を検討対象としたもの。その後の死刑判決はこれを踏まえて下され、「1人殺害」では死刑を回避する流れができた。

 今回の公判でも永山基準に言及する場面が見られた。死刑を求刑した検察側は「被害者が1人であり、被告に前科がなく、犯行を自白しているとはいえ、酌量すべき事情ではない」「無期懲役受刑者は平均35年で仮釈放になっている。35年後に被告は65歳。まだ犯罪は十分に可能である」と求刑理由を説明。

 一方、弁護側はこの基準に照らし「計画性があったとしても内容は稚拙で前科もない。被害者の数という点でも死刑はふさわしくない」とした。

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  • 女性の遺体の一部が遺棄された大和川の捜索を行う岡山県警=平成23年10月、大阪市住之江区(本社ヘリから)

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