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市川海老蔵、史上初の本興行生配信「ウィズコロナ時代のひとつの形」

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産経新聞

歌舞伎界初の本興行生配信を親子3人の口上で盛り上げた海老蔵(中央)、長女のぼたん(右)、長男の勸玄 1/2枚  歌舞伎俳優、市川海老蔵(43)が出演する東京・新橋演舞場1月公演「初春海老蔵歌舞伎」が17日、千秋楽を迎え、オンライン生配信を行った。400年超の歌舞伎界で、本興行の生配信は史上初。幕あいでは、特別収録した長女の市川ぼたん(9)、長男の堀越勸玄(7)の親子3人の口上も披露した。ネット上では「成田屋!」の掛け声が飛び交い、コロナ禍の中で新たな試みを成功させた海老蔵は「みんなが努力した結果」と感激した。

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 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、海老蔵が400年の歌舞伎史に新風を吹かせた。

 口上で海老蔵は「無事に千秋楽を迎えることができました」と感謝を伝え、本興行生配信について「歌舞伎の歴史で史上初めての試み。これもウィズコロナ時代のひとつの形。一期一会の生の舞台の雰囲気を少しでも味わっていただきたい」と力強く語った。

 海老蔵にとって東京での長期歌舞伎公演は約1年ぶりで、感染拡大防止のため通常の半数(708席)で売られたチケットは早々と完売。舞踊「藤娘」で、長女のぼたんが藤の精をかれんに舞うと、舞踊劇「橋弁慶」では牛若丸に扮した長男の勸玄と弁慶役の海老蔵が息の合った立ち回りを披露。会場には拍手が鳴り響き、ネットには「成田屋」「お見事!」など歓喜の言葉があふれた。

 休憩時間の幕あいには、海老蔵一家をはじめ市川右團次(57)や市川男女蔵(53)ら事前収録した出演者の個別インタビューを配信。

 劇場の花道に置かれた椅子に座る斬新な形で、ぼたんが「稽古はお父さんが厳しくて大変でした」と真面目に語ると、勸玄は「(お父さんは)怖いときはけっこう怒るんですけど、優しいときはフツーって感じ」とぶっちゃけて沸かせた。

 成田屋のお家芸である歌舞伎十八番の内「毛抜」の上演後には座談会を披露。積極的に手をあげて回答した勸玄は、自身の初舞台を振り返り、「チョー変な声で、こいつうるさいなって思った」と笑わせ、今年やりたいことについて「富士山に行きたい」と笑顔。

 ぼたんが「ハワイにいって海で遊びたい」と続くと、父も「ハワイはわが家のテーマなので、私もハワイに行きたい」とコロナ禍が明けた後の旅行を夢見ていた。

 終演後には親子3人で2度のスペシャルカーテンコールを実施。海老蔵は「一人一人が本当に気をつけて、何事もなく千秋楽を迎えられたことは、お客さまも俳優陣も裏方もみんなが努力した結果、とにかくよかった」と感慨深げだった。

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  • 千秋楽公演の幕あいに座談会を配信した海老蔵一家。勸玄(左)は積極的に手を上げて発言!

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