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危うし長寿番組 コロナ影響で次々に終了…窮状にあえぐテレビ局、キャストのギャラも高額傾向

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産経新聞

久本雅美 1/4枚  朝の情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)が3月いっぱいで22年の歴史に幕を閉じることが発表された。コロナ禍のなか、いわゆる長寿番組が次々と終止符を打つことになっている。そこには窮状にあえぐテレビ局側のいかんともしがたい事情が横たわっているのだ。

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 番組終了が報じられた13日、『とくダネ!』の小倉智昭キャスター(73)は番組のラストで、「次の世代の人にここのキャスターは譲って新たなる番組がスタートしてもらうといいのかな」と発言した。

 長寿番組ながら幕を閉じるのは『とくダネ!』だけではない。1989年から放送されている『噂の!東京マガジン』(TBS系)も終了する。当初から総合司会を務める森本毅郎(81)らレギュラー陣の高齢化も進んでいる。

 1996年にスタートし、久本雅美(62)がMCを務める『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)も今年で25年を迎える長寿番組だが、終了が報じられた。

 同局の『火曜サプライズ』やTBSの『爆報!THEフライデー』など10年近く続いた番組も、次々と幕引きが伝えられている。

 「テレビ番組が終了する大きな要因は視聴率の不振です。しかし、どの番組も打ち切るほど決して数字(視聴率)が悪いわけじゃない。このコロナ禍で、テレビ各局がさまざまな局面で窮状に立たされていることが大きな要因なのです」と制作会社関係者は話す。

 そして「ひとつはコロナ禍で広告収入などが激減したことで、製作費がかなり絞られているということがあります。長寿番組ほどキャストのギャラも高額になりやすい。新番組を若いキャスト、局アナで立ち上げることが手っ取り早いコストカットにつながるのです」と続ける。

 ある芸能事務所幹部は「ハリセンボンの近藤春菜が『スッキリ』を卒業するのも、表向きは自ら降板を申し入れたとされていますが、コストカットの意向が強く働いたともいわれています」とささやく。

 さらに、コロナ禍でロケなどにさまざまな支障が出ていることも大きいという。

 「食リポメインのロケは厳しいですね。店舗は宣伝になるからロケを受けたいが、感染予防対策を取った上での撮影は制約が多く、なかなか簡単には受け入れられない。ロケ自体も大人数で動き回ることはできないので、コロナ前にやっていたような企画は練り直さなければならない。むしろ新番組のほうがやりやすいのです。そういう意味からも長寿番組が改編のターゲットになりやすいのです」と前出の制作会社関係者はこぼす。

 テレビ番組もニューノーマルに変わっていくようだ。

写真一覧

  • 爆笑問題の田中裕二(左)と太田光
  • 久本雅美をはじめ、爆笑問題や森本毅郎、小倉智昭らの番組が終わりを告げる
  • 森本毅郎

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