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コロナで様変わりした年末年始のテレビ LGBTも逃げずに描いた「逃げ恥」にアッパレ

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産経新聞

1/1枚 【TV視てますか?】

 この年末年始は間違いなく歴史に残る。テレビ史においても、無観客で行われた『NHK紅白歌合戦』をはじめ、2日深夜のフジテレビ系『さんまのお笑い向上委員会』が緊急生放送、NHK『新春生放送! 東西笑いの殿堂』は正月3日というのに演芸場の前の通りは閑散。いずれもコロナがらみだが、日本テレビ系『箱根駅伝』の10区の大逆転劇はコロナとは関係ない。だからテレビは面白い(以前、シード権のかかった4校が団子レースのまま大手町に現れ、1人がゴール目前で抜け出したがサンケイビルの交差点をなぜか右折してしまう大ハプニングもあった)。

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 今回は先頭を追い抜き、トップに立った自校の選手に駒沢大の大八木弘明監督が伴走車から拡声器で「やったね、やったよ、お前は男だ」とエールを送ったのを聞き、思わず笑ってしまった。

 『紅白歌合戦』が50%を超える視聴率を取っていた時代、紅組の越路吹雪だったか金井克子だったかのバックで踊る男性ダンサーたちを見て、ウチの明治生まれの祖母がこぼした感想のほうが、はるかに「問題発言」だったな。

 その前夜、2日夜はTBS『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』を見たが、そういえば『逃げ恥』はLGBTについても逃げずにきちんと描いたドラマだったなと思い出した。今回のスペシャル編は共働き夫婦のみくりと平匡の出産と育児の日々を描いていたが、同時に2人(いや3人)はコロナ禍によって物理的ながらも引き裂かれる。そこで「ガンバレ人類!」というサブタイトルが効いてくる。しかも、野木亜紀子氏の脚本はLGBTへの目配りも今まで以上に忘れなかった。

 で、さらにその前夜、元日の夜には野木氏も出演するトーク番組『あたらしいテレビ』(NHK)が放送された。ということは、正月恒例番組として昨年まで12回続いた『新春TV放談』は終了、というか、昨年5月の自粛期間中にリモートスタイルで放送した『あたらしいテレビ』を経て完全脱皮し、第2形態へと変わったのか。(新橋のネクタイ巻き)

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