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旭日小綬章 寺尾聰さん 歌手・俳優 かっこいい「じじい」って言われたい

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 打ち立てた功績は熱意と努力のたまものだ。秋の叙勲に選ばれた受章者たちは、自らの成果は控えめに語り、支えてくれた周囲への感謝と、バトンを受け継ぐ次世代への期待をにじませた。

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 「私の71年の人生全体に贈っていただいた、ありがたいもの。大変光栄でうれしい」と、静かに喜びを口にする。

 父は劇団民芸を率いた名優、宇野重吉(じゅうきち)。昭和41年、フォーク・グループのメンバーとしてデビューするが、43年に石原裕次郎さんが製作・主演した映画「黒部の太陽」に出演し、俳優の道に。以降、「石原軍団」の一員として「大都会」などのドラマに多数出演。映画では黒澤明監督「乱」や 小泉堯史(たかし)監督「雨あがる」などで味わい深い演技を見せている。

 「演技は全て『芝居の神様』の父から教わった。父が仲間と交わす演技論を幼い頃から聞いてきた。修行中、知らないことは何もなかった」と振り返る。

 音楽活動も継続し、自ら作曲した56年の「ルビーの指環(ゆびわ)」は日本レコード大賞を獲得。最近はライブハウスで歌うなど、自然体を意識して毎日を送っている。「一つ一つ丁寧に仕事をこなし、かっこいい“じじい”って言われたいですね」(高橋天地)

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  • 取材に応じる寺尾聰さん=東京・六本木(古厩正樹撮影)

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