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全銀協会長、7月から三井住友の高島頭取に みずほシステム障害で玉突き

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産経新聞

高島誠氏 1/1枚  全国銀行協会(全銀協)は15日、三毛兼承会長(三菱UFJフィナンシャル・グループ会長)の後任に三井住友銀行の高島誠頭取が7月に就任する人事を発表した。次期会長に内定していたみずほフィナンシャルグループ(FG)の坂井辰史社長が、傘下のみずほ銀行で相次いだシステム障害への対応を優先させることなどを理由に会長就任を辞退したためだ。

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 みずほ銀では2月末から3月中旬にかけ、4度のシステム障害が発生。一連の障害を受け、坂井氏は4月に予定していた全銀協会長就任を見合わせ、その間、三毛氏が続投していた。

 しかし、15日の全銀協の理事会で、再発防止策の策定に集中することなどを理由に坂井氏が今年度の就任辞退を申し出、これを了承したという。

 高島氏の任期は7月1日から来年3月末まで。全銀協会長の任期は1年で3メガバンクが輪番で務めている。この慣例からいけば来年度は、みずほグループのトップが全銀協会長に就任するとみられるが、システム障害の再発防止策の策定などが本格化するのはこれから。来年度の全銀協会長人事について、三毛会長は「まだ何も決まっていない」と明言を避けた。

 IT化の進展など経営環境が激変するなか、銀行業界を牽引(けんいん)する全銀協の役割は小さくない。今回の人事について三毛会長は「(全銀協として)多岐にわたる課題に取り組むことに支障はない」と強調した。

 しかし、坂井氏は当初、全銀協会長就任を「当面見合わせる」と述べ、今年度の就任に含みを持たせていた。結局、今年度の就任を辞退することになり、会長人事をめぐる混乱に拍車をかけたことは否めない。

 みずほグループのトップが予定していた全銀協会長を急遽(きゅうきょ)辞退したのは平成23年の東日本大震災直後のシステム障害時以来、2度目で、全銀協会長行として適格か問われそうだ。

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