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群馬県農畜産物の輸出金額 前年比12・3%減 コロナ収束見通せず

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 令和2年の群馬県の農畜産物などの輸出金額が前年比12・3%減の約11億1038万円となったことが、県のまとめで分かった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に伴い主力の畜産物の低迷などが影響した。コロナ禍は依然として収束を見通せる状況になく、輸出の回復は期待しにくくなっている。

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 まとめによると、畜産物が17・9%減の約6億4337万円となった。中でも県がPRに力を入れる「上州牛」などの牛肉は、コロナ禍に伴って外出制限が広まり、レストランなどでの需要が低迷。主力の欧州連合(EU)市場や香港向けの輸出が減ったことが影響した。

 また、イチゴなどの「青果物」は、輸出を牽引(けんいん)してきた大手業者が輸出部門を縮小したことに伴い8割減となった。

 農産加工品は、約8割を占めるコンニャク製品が健康食品としての認知度が海外で向上し、15・6%増だった。酒類も約2・4倍と大きく増加した。

 菅義偉政権は、農林水産物・食品の輸出拡大を目指し、輸出額を同12年までに5兆円に伸ばす目標を掲げる。

 県でも県産農畜産物の成分分析で発見した強みを生かすブランド化戦略や、東南アジアや中東地域での現地PR販売などにより輸出拡大を進める構えだ。だが、コロナ禍が長引けば、こうした輸出戦略も見直しを迫られる可能性がある。

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