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東芝、買収提案めぐり経営陣対立 車谷社長が辞任へ

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産経新聞

東芝の車谷暢昭社長兼最高経営責任者 1/1枚  東芝の車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)が辞任する意向を固めたことが明らかになった。14日午前の臨時取締役会で表明する見通し。同社は英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズから買収提案を受けているが、提案をめぐり経営陣内部の対立が深まっていた。

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 関係者によると、取締役会には車谷氏の解任動議を提出する動きもあった。しかし、車谷氏は自ら辞任を申し出ることで経営の混乱を避けるとみられる。後任には、前社長の綱川智会長が復帰する方向で調整している。

 取締役会議長や指名委員会の委員長を務める永山治氏(中外製薬名誉会長)らは一部経営陣、以前から大株主のファンドなどの排除に動く車谷氏の経営姿勢を問題視していた。一方、車谷氏は3年前に東芝入りする直前にCVCの日本法人会長を務めていた。CVCによる買収は車谷氏が持ちかけたとみられ、永山氏らはこうした動きを「私物化」と判断したもようだ。

 CVCは6日付で買収の初期提案を送付しており、今月中旬に詳細な提案を経て、6月ごろに最終提案を行う考え。7~8月には株式公開買い付け(TOB)実施する計画だ。東芝は詳細な提案が出た場合、独立して提案を審査する特別委員会の設置を取締役会が決議することも想定しているが、車谷氏の辞任は買収の行方にも影響を及ぼしそうだ。

 一方、英紙フィナンシャル・タイムズなどは13日、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が東芝の買収を検討していると報じた。CVCが提示している総額2兆3千億円規模の買収案を上回る内容を視野に入れているという。カナダ系資産運用会社、ブルックフィールド・アセット・マネジメントも提案を検討しているもようで、買収合戦に発展する可能性がある。

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