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アマゾン労組結成否決 従業員投票で反対多数 巨大ITの労働運動に打撃も

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産経新聞

米アマゾン・コムの労組結成の支持者=3月22日、ロサンゼルス(ロイター) 1/1枚  【ワシントン=塩原永久】米オンライン通販大手アマゾン・コムが南部アラバマ州に持つ物流拠点で、労働組合結成の賛否を問う従業員による投票が9日、反対多数で否決された。米国の巨大IT企業を舞台にした労働運動への打撃となる可能性もある。米メディアが報じた。

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 米IT大手ではアルファベット傘下の検索大手グーグルの従業員ら約230人が1月、労働組合を結成。雇用条件や賃金改善に向けて、巨大IT企業で従業員が発言力を高めようとする動きとして注目された。

 アマゾンのアラバマ拠点の従業員は約5900人。一部の従業員が、ネット通販の利用拡大にともなう作業量の増加などに不満を訴えていた。投票は2~3月に郵便で行われ、集計の結果、ロイター通信によると反対が1798、賛成が738だった。

 労組の結成には投票者の過半の賛成が必要となる。結成されれば、会社側は組合との団体交渉に応じることが義務付けられていた。

 労組結成を主導した小売り・卸売り・百貨店業界の労組「RWDSU」は9日、投票結果に異議を申し立てる方針を示した。RWDSUの代表者は、「(アマゾンによる)従業員への脅しや干渉が多大な影響を及ぼしたことを集計結果は明白にしている」と指摘している。

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