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パソナの本社機能移転で“淡路島”がトレンド入り 「素晴らしい」「自分なら転職するかな」とネットで大きな反響

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東京駅近くにあるパソナグループの本社オフィス=東京都千代田区 1/1枚  人材派遣大手、パソナグループが東京にある本社の主要機能を兵庫県の淡路島に移す方針を明らかにしたことがネットで大きな反響を呼んでいる。ツイッターでは1日、移転先となる「淡路島」がトレンド入り。営業、人事部門などの社員約1000人を来年春までに淡路島に異動させるという大胆な計画に、ネットユーザーからは「本社を丸ごと異動(移動)って凄いな!」と驚きの声があがった。ネットの反応は「本社移転は英断。このコロナ禍で仕事の仕方に変化が出て、移転支障なしと判断したのだろう」と評価する見方と、「社員の人かわいそう…自分なら転職するかな」と否定的な見方で二分しているようだ。

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、企業では在宅勤務が普及。リゾート地にサテライトオフィスを設けるIT企業も登場しているが、地方への大手企業の本社機能移転は珍しく、ネットでも議論が沸騰。「これから地方へ人が移っていく流れになるんやろうなあ~。在宅勤務が増えて電車の定期もなくなっていくんやろうな~。生活変わるな~」「物流とかの問題がなかったら地方に本社機能が移転するのは今後の流れなのかなぁ」と時代の変化を感じた人が少なくなかった。「これはちょっと面白い」「地方の振興にもなり素晴らしい取り組みですね」「時代の変化にここまで思い切り、大手が順応していけるのは素晴らしいです」「賃料が下がるのはたしかにメリットやな」と好意的な反応も目立ち、淡路島在住とみられる人は「パソナの社員さんへ 淡路島は本当にいいところよ。東京に帰りたくなくなるかもしれないよ」と歓迎した。

 これに対し、「東京から何もないところなんて耐えられないよ」と異論も噴出。パソナ社員の心情を察して、「正直、やめる人めっちゃいるでしょ。東京勤務のつもりで入って淡路島、かつ戻る場所が無いとか、どんな罰ゲームよ」「これ行きたくない社員も多いでしょ、、、しかも地方都市ならともかく、離島を選ぶ意味がわからない、、、」「転勤したくない人は嫌だろうな。異動について、社員の意見をしっかり反映できるか注目」といった見方を示す人も多かった。

 家族帯同で転勤することになる社員らをおもんぱかり、「リモートが進んだから、って。いやいや、それで転勤・転校させられる家族はどうなんのよ」と疑問視する声も。型破りな銀行マンの奮闘ぶりを描く連続ドラマ「日曜劇場 半沢直樹」(TBS系)を引き合いに出し、「異動の件、半沢直樹の登場人物なら絶望するやつだな」と表現した人までいた。

 淡路島の交通事情について、「鉄道が無いので東京から移住すると最初は大変でしょうね」「鉄道と空港ないからその点どうなのか」と心配する投稿も。ただ、淡路島の人口は約13万人。鉄道こそないが、神戸市と淡路島をつなぐ明石海峡大橋が、神戸から徳島に延びる神戸淡路鳴門自動車道の一部として平成10年に開通しており、JR大阪駅などから高速バスが運行。本州側の都市部へのアクセスは良好だ。「なぜ淡路島?っと思ったが、構想的には間違いではないと思う」といった声や、「しかし、パソナと(検索画面に)入れたら島流しって出てくるぞ。どれだけ皆淡路島に偏見を持ってるんだ?」といった冷静な見解もみられた。

 パソナは兵庫県立淡路島公園内にフィールドアスレチック(野外運動施設)などが楽しめるテーマパーク「ニジゲンノモリ」を開設。怪獣「ゴジラ」のミュージアムや、劇場と和洋食レストランを備えた「青海波」も開業している。本社機能を淡路島に集約することで、社員のレストラン利用を促進したり、取引先を各施設に招致したりするなど、相乗効果を図って施設の利用率を高める狙いがあるとも報じられている。

 このため、「本当に前向きな移転なのか?パソナが淡路島で展開している観光事業の伸び悩みを社員の福利厚生に利用する事で損益分散させるのが目的なのでは?」とうがった見方をする人や、「これでもう淡路島は完全にパソナに支配されたな(笑」「夫が前々からパソナアイランドと皮肉っていたので、いよいよ本格的にそうなって『あーあ』って感じです」「淡路島たいへん!」と危機感をあらわにする書き込みも散見された。コロナ禍で在宅勤務が普及したことを受けて、パソナグループは「どこでも仕事ができる」ことを実証するとしているが、「どこでも仕事ができるなら淡路島に行く必要もないと思う」と思った人もいたようだ。

 大手企業にとって一つの先進事例となりそうなパソナの本社機能移転。「この決断の是非はどうあれ、こういう賛否の分かれる決断ができるトップのいる会社は強いよね」と、多くのネットユーザーがその動向を注視している。

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