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FCAとルノー、統合視野に提携交渉 欧米メディア

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FCAとルノーの提携交渉 1/1枚  【ロンドン=板東和正、パリ=三井美奈】欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とフランス大手ルノーが経営統合を視野に、包括的な提携に向けた交渉を進めていることが26日、分かった。複数の欧米メディアが報じた。将来的に、ルノーと日産自動車、三菱自動車が組む企業連合に合流する可能性も指摘されているという。

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 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版によると、FCAとルノーの間では複数の選択肢が協議されており、車台や生産拠点の共有化などが案として浮上している。日産が協議に参加しているかどうかは不明で、交渉が最終的に失敗に終わる可能性もあるという。

 フランス紙ルモンド電子版によると、FCAとルノーの提携は電気自動車や自動運転車の分野で投資、調達の協力を目指すもので、現段階で日産は関与していない。FCAとルノーが株式を持ち合う案も検討される可能性があるという。ルノーは27日に取締役会を開き、FCAとの提携案を示す見通しだ。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は消息筋の話として、FCAが将来的に日産・ルノー・三菱自の3社連合に加わることもあり得ると報じた。

 そうなれば、年間の世界販売台数は計1500万台(2018年)を超える。同年約1083万台の最大手ドイツ・フォルクスワーゲン(VW)を大きく引き離す可能性がある。

 FCAは収益の大半を北米に依存しており、欧州が主力市場のルノーとの補完関係がある。また、「アルファロメオ」「マセラティ」といった高級車ブランドを抱えるFCAは、大衆車主体のルノーにとって効果的な提携先になりそうだ。

 一方、ルノーは企業連合の相乗効果を高めるため、日産に経営統合を提案している。FTは3月、ルノーが日産と統合後、FCAとの統合も目指していると報じていた。

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