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【外信コラム】ソフトな米国のPCR検査

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産経新聞

 ずいぶんと違いがあるなと戸惑った。1日付でニューヨークに赴任した際、必要な新型コロナウイルスの陰性証明を取得するため受けた日米での検査の話だ。

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 出国前の成田空港と入国直後のケネディ国際空港でPCR検査を、入国後4日目に支局近くで抗原検査をそれぞれ受検した。

 結果は全て陰性だったのだが、驚かされたのは米国の検査の簡便さだ。医療従事者はマスクだけでフェイスシールドは着けず、検体を取る際には、鼻の穴の入り口付近の内側を綿棒で軽くなでただけだった。

 成田では「ウイルスは鼻の奥でよく繁殖する」と言われ、長さ10センチはあろうかという綿棒を押し込まれグリグリと検体をこすり取られていた。米国の検査がソフトなのは、被検者のくしゃみで検査者が感染するのを防ぐためだという。

 ニューヨークのブロードウェーでは演劇やミュージカルの上演が本格的に再開されようとしており、客には入場の際、ワクチン接種歴か陰性証明の提示が求められそうだ。

 ただ、米国流の検査を受けた私としては、検体を十分に採取できたのかに一抹の不安が残った。陰性証明には検査後の感染が反映されない点も気になる。観劇の楽しみは、ワクチン接種までとっておくのが無難かなと思っている。(平田雄介「アイ・ラブ・ニューヨーク」)

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