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第36回「正論大賞」贈呈式 古川勝久氏「今後も政策提言型の活動を」 竹田恒泰氏「男系継承守る大切さ問う」

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産経新聞

正論大賞を受賞し、フジサンケイグループの日枝久代表(左)からブロンズ像を贈呈される古川勝久氏=25日午後、東京都千代田区(飯田英男撮影) 1/1枚  第36回「正論大賞」(フジサンケイグループ主催)の贈呈式が25日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで行われた。大賞を受賞した国連安全保障理事会専門家パネル元委員の古川勝久氏(54)に、日枝久フジサンケイグループ代表からブロンズ彫刻「飛翔」(御正=みしょう=進氏制作)と賞金が贈られた。また、第21回正論新風賞を受賞した作家の竹田恒泰氏(45)には、宮内正喜フジテレビジョン会長兼CEOからブロンズ彫刻「ソナチネ」(小堤=おづつみ=良一氏制作)が賞金とともに贈られた。

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 古川氏は、北朝鮮によるミサイル開発や核関連物資の密輸入に警鐘を鳴らし続け、日本の対北朝鮮制裁には不備があり、有効な対策が必要だと訴えてきたことが評価された。明治天皇の玄孫(やしゃご)にあたる竹田氏は、安定的な皇位継承に向けての諸提案で論壇に新風を吹き込む姿勢が評価された。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、贈呈式は出席者を約60人に絞って開かれた。産経新聞の飯塚浩彦社長は古川氏について「国際社会を舞台に活動され、一貫して国家として最も大事な主権や安全保障の問題がなおざりにされている現状に警鐘を鳴らしてこられた」と評価。竹田氏についても「月刊『正論』での連載に加え、ご活躍の場は幅広い。次世代へ向けての提言に、心から感謝したい」とたたえた。

 古川氏は近年、民間の船舶位置情報提供サービスが充実し民間人でも北朝鮮の瀬取り(海上での密貿易)についての情報が得られるようになったことを紹介。一例として中国・海南島の港近くで、中国海警局などの船がいる間近で北の貨物船が中国の漁船と接触していた事実を紹介し、中国政府が北朝鮮による瀬取りを黙認している疑いにも言及した。そして「民間人にも得られる情報はあり、政府を補う役割を果たしていきたい。今後も政策提言型の活動を繰り広げていきたい」と決意を表明した。

 竹田氏は今月発足した安定的な皇位継承策を議論する有識者会議にも触れ、「旧皇族の皇籍復帰について『民間人はダメ』との声もあるが、皇后陛下や上皇后陛下は民間出身だが立派に振る舞っておられる。旧皇族をいかに活用するかの議論を進めていただきたい」と訴えた。その上で、現在ある宮家が旧皇族から養子をとる方法はいくつか考えられると言及。自身が皇籍復帰するつもりは全くないことを強調し、「民間人として皇室を支えるのが私の役割」とも述べた。そして「これからも男系継承を守ることの大切さを世に問い続けていきたい」と意気込みを語った。

 第26回正論大賞を受賞した櫻井よしこさんが、古川氏に「なお一層の問題への切り込み、提言を期待している」、竹田氏に「旧宮家の一員というお立場を超越した、一人の知性ある言論人として、これからも発信し続けることを願っている」とお祝いの言葉を寄せた。

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