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【外信コラム】“親中”が市民の逆鱗に…台湾のリコールラッシュ

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産経新聞

 旧正月の春節が近くなり、友人と食卓を囲む機会が多くなった。もっぱらの話題は台湾各地で行われる議員リコール運動だ。昨年6月、野党、中国国民党籍の高雄市長、韓国瑜(かん・こくゆ)氏がリコールされた。市長に当選してから1年足らずで総統選への立候補を表明し「職場放棄」と批判されたほか、韓氏の親中的言動が、中国を脅威に感じる市民の逆鱗(げきりん)に触れたことも大きな理由だった。

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 しかし、国民党の支持者はそのリコールに対する不満が高く、与党、民進党系の議員に対する報復行動に出た。1月16日、桃園市議会議員の王浩宇氏のリコールが成立したのだ。2月6日には、高雄市議会で韓前市長を批判する急先鋒(せんぽう)だった女性議員、黄捷氏へのリコール投票が行われた。蔡英文総統は自ら号令をかけ、民進党が総動員してようやく黄氏を守り切り、リコールは不成立に。

 野党の支持者は現在、台中や台北などで複数の与党系議員のリコール運動を展開している。これに対し、与党の支持者も複数の野党議員のリコール運動の準備を始めている。「次はあの議員を引きずり降ろすべきだ」「いや、私は別の人にやめてもらおうと思っている」などと熱く議論を交わす台湾の友人たちを見て、「民主主義とは何か」についていろいろと考えさせられた。(矢板明夫「台湾有情」)

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