黒人男性ジョージ・フロイドさん事件で元警官に有罪評決 最大で禁錮40年

 【ニューヨーク=平田雄介】米中西部ミネソタ州ミネアポリスで昨年5月、偽造通貨使用の疑いで取り押さえようとした黒人男性のジョージ・フロイドさん=当時(46)=の首を膝で9分29秒にわたり圧迫し、死亡させたとして、第2級殺人罪に問われた元警官、デレク・ショービン被告(45)について、ミネアポリスの州地裁の陪審員12人は20日、有罪の評決を出した。量刑は8週間以内に言い渡され、最大で禁錮40年が科されることになる。

 陪審員は、同時に問われていた第3級殺人と第2級過失致死の罪についても有罪とした。ショービン被告の行為に職務執行上の合理性がなく、フロイドさんが窒息死する要因になったと判断したとみられる。

 事件は昨年5月25日に発生。目撃者が撮影した動画には、フロイドさんが意識を失うまでに計27回、「息ができない」などと訴える様子が映っており、人種差別への抗議運動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切)」が全米に広がるきっかけとなった。

 抗議デモの一部は暴徒化。ミネアポリスでは1992年のロサンゼルス暴動以来とされる大規模な破壊行為が起きた。

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