北朝鮮から各国外交官ら脱出!? コロナ対策による国境封鎖で深刻な物資不足 拉致被害者の安全にも懸念

 国連安保理決議違反である弾道ミサイル2発を先月、日本海に発射した北朝鮮だが、新型コロナウイルス感染阻止を理由に、人や物資の移動を制限したため物資不足が深刻だという。ロシアの外交官を筆頭に、外国人が次々と「脱北」している。1990年代には大飢饉(ききん)に見舞われたが、日本人拉致被害者らは大丈夫なのか。

 「去るのは理解できる」

 在北朝鮮ロシア大使館は1日、フェイスブックで、各国外交官らの撤収について、こう発信した。3月に中国へ出国した各国外交官らが同日、中朝国境にある遼寧省丹東市で新型コロナ対策の2週間の隔離を終えたことも明らかにした。

 脱出したのは、ロシアのほか、英国やドイツ、フランス、イタリア、スイス、ブラジルなどという。

 北朝鮮は昨年1月から、新型コロナ対策として、国境を封鎖し、人や物資の行き来を厳しく制限している。ロイターによると、北朝鮮の人権問題を担当する国連のキンタナ特別報告者が「餓死の例が報告されている」と報告しており、物資不足は相当深刻なようだ。

 CNNは2月、ロシア外交官と家族ら計8人が「トロッコ」を1キロ押し続けて、ロシア側にたどり着いたと報じた。ロシア大使館などによると、北朝鮮に残る外国人は290人未満になっているという。

 こうしたなか、北朝鮮は3月25日朝、弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射した。国連安保理は同月30日、非公開協議を開き、大半の国がミサイル発射を非難した。

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