バイデン氏の会見で「台湾」という単語…「台湾有事」は想像を超えて切迫か 米中の価値観“衝突”鮮明、日本の真価が問われる

【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】

 ジョー・バイデン米大統領は先週25日(日本時間26日)、就任後初となる公式記者会見を開きました。1月20日の大統領就任から約2カ月後、米カリフォルニア大学の分析では、過去100年の大統領で最も遅い会見だそうです。

 その間、新型コロナ対策などは出していたので、説明責任が求められました。冒頭発言の後、記者の質問は、メキシコとの国境管理や移民問題、フィリバスターと呼ばれる議事妨害への対応、銃規制など、国内問題が相次ぎました。

 一方、外交については3つ。米軍のアフガン撤退と、北朝鮮の弾道ミサイル発射、そして中国です。米欧関係や中東問題を差し置いて、東アジアについて質問が出ること自体、米外交の「力点の変化」を見せつけられる出来事だと思います。

 さて、会見に先立つ日本時間の25日朝、北朝鮮が弾道ミサイル2発を発射したこともあり、日本メディアは「バイデン氏会見、北朝鮮を非難」となどと報じました。

 確かに、バイデン氏は「国連安保理決議違反」と断言し、「非核化」を条件に外交対話を行う準備があると言いましたが、時間を割いたのは中国との向き合い方です。

 オバマ政権の副大統領時代の経験を引き合いに出し、自分は習近平国家主席(当時、国家副主席)との間で、「何時間もサシで、通訳のみ同席で突っ込んだ話し合いをした」と強調し、「習氏は(ロシアの)プーチン大統領と並んで、『複雑化する世界を渡っていくには、民主主義ではなく独裁こそが答えだ』と思っている」と結論付けていました。

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