北朝鮮ミサイルで一致対応取れず 国連安保理

 【ニューヨーク=上塚真由】国連安全保障理事会は30日、北朝鮮による弾道ミサイル発射をめぐり非公開で対応を協議した。外交筋によると、大半の国が、ミサイル発射を非難したが、常任理事国である中国とロシアが対北朝鮮の制裁を緩和するよう求め、一致した対応は取れなかった。

 協議は安保理の欧州5カ国が要請。外交筋によると、欧米諸国は、発射は安保理決議に違反していると指摘し、対北朝鮮の制裁を着実に履行する必要性を強調した。また、すべての国は北朝鮮に対話を促し、一部の国からは、制裁による北朝鮮の人道状況への影響を指摘する意見が出たという。中国とロシアは北朝鮮国民の生活向上のために制裁を緩和するよう求め、AP通信によると、海産物や繊維製品の輸出禁止措置の解除に言及したという。

 北朝鮮のミサイル発射について、ロシアのポリャンスキー国連次席大使は安保理会合に先立ち、記者団に対し「(状況を)評価する時であり、行動の時ではない」と述べ、安保理で対応することに否定的な考えを示した。

 北朝鮮は25日、弾道ミサイル2発を発射。「新型戦術誘導弾(ミサイル)」の発射実験に成功したとしている。

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