ボーン・上田賞授賞式 本紙・藤本記者 独裁主義に「ペンを持って戦った」

 国際報道を通じた国際理解に貢献した記者に贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」の授賞式が29日、東京・内幸町の日本記者クラブで行われ、2020年度の受賞者、産経新聞副編集長の藤本欣也記者と共同通信外信部次長の芹田晋一郎記者に賞状などが贈られた。

 中国の習近平政権による香港民主派弾圧などをめぐる報道で受賞した藤本記者は、「民主主義と独裁主義の戦いだと思い、ペンを持って戦ってきた」と受賞の言葉を述べた。「賞は私に与えられた責務とし、『香港のことを決して忘れない』との思いでこれからも香港の報道にあたっていきたい」と語った。

 08年に尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に中国公船が初めて侵入した事件で、当時の公船指揮官をインタビューし実名で報道した芹田記者は「匿名ではなく実名の当局者の話、言葉の重みをより痛感した」と振り返った。

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