ミャンマー全土で大規模抗議デモ 数百万人参加 ゼネストも実施

 【シンガポール=森浩】国軍がクーデターで実権を握ったミャンマーで22日、大規模な抗議デモが行われ、地元メディアは数百万人が参加したと報じた。1日のクーデター以降、最大規模のデモとなった。政権奪取に抗議するゼネストも実施され、多くの企業や商店が営業を取りやめた。

 最大都市ヤンゴンなどでは、拘束中のアウン・サン・スー・チー国家顧問らの解放を訴えるデモ隊によって主要道路が埋め尽くされた。参加した女子学生(20)は産経新聞通信員の取材に「昨年11月の総選挙ではスー・チー氏の国民民主連盟(NLD)に投票した。選挙結果をクーデターで無視した国軍は許せない」と話した。

 デモは会員制交流サイト(SNS)を通じて呼びかけられ、この日(2021年2月22日)は2が5つ並ぶことから「22222運動」と名付けられた。1988年8月8日に起きた民主化要求デモ「8888運動」になぞらえたものだ。

 ゼネストの影響で大手スーパーなどが営業を中止。主要産業の縫製工場も多くが稼働を停止し、経済への影響が懸念されている。

 クーデター後の抗議デモでは3人が死亡。これとは別に20日夜にはヤンゴンで自警団の男性が治安部隊の銃撃で死亡した。外国政府は相次いで国軍の強硬姿勢を批判しているが、ミャンマー外務省は21日の声明で「内政干渉だ」と反発。「違法デモに直面しながら、力の行使を最小限にとどめている」と説明した。

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