北朝鮮から漂着のペットボトル激減の意味 コロナ対策の国境封鎖、正恩氏「再資源化」の“鶴の一声”も理由か

 北朝鮮は先月、5年ぶりの朝鮮労働党大会を開き、軍事パレードでは新たな潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を誇示して「強盛大国」を演出した。こうしたなか、日本海側の沿岸部に漂着する北朝鮮由来のプラスチックゴミが今冬、激減しているという。10年にわたり北朝鮮の漂着ゴミを探し続けているフリーライター、金正太郎氏がリポートする。

 日本海沿岸には冬場、朝鮮半島北東部からの海流が流れ込む。昨年3月ごろまで、難破した木造船や無数のペットボトル、食品のプラスチック容器が押し寄せ、海辺の環境を悪化させていた。

 ところが、今年1月、漂着物の多い海岸を1週間以上かけて探索したが、1年前には山のようにあった北朝鮮製のペットボトルを、1本も見つけることができなかった。

 この背景について、新型コロナウイルスの防疫措置として、昨年1月下旬から続ける国境閉鎖が関係していると考えられる。

 医療体制が十分でない北朝鮮は新型コロナの侵入を恐れて、陸路だけでなく、外国船の入港も禁じているとされる。結果、加工食品や飲料に使う砂糖、調味料も輸入できなくなったようで、韓国メディアは、砂糖や調味料が「闇市場で高騰している」と、消息筋の話として報道している。

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