対話ができない韓国・文在寅大統領 静かに末路を見守るのが現実解

 文大統領は、韓国人や日本人を拉致した金正日前総書記の息子である金正恩総書記と板門店で会談した際、笑顔で握手を交わしていた。義兄の金正男氏を暗殺し、叔父の張成沢氏も処刑した血塗られた独裁者と平気でそういうことができる神経の持ち主であり、頭の中が世界と“共振”していないのである。

 これを善意に解釈すれば、北朝鮮に対する警戒心や抵抗心が小さく、南北統一に熱心なだけかもしれない。だが、もしかすると自分が北朝鮮と平和条約を締結して南北統一を成し遂げ、金大中元大統領と同じようにノーベル平和賞をもらって名を残したいという下心があるのかもしれない。

 ただし、今のところ文大統領に「業績」と言えるようなものは何もない。

 たとえば、中国が台頭して産業や観光などが中国人頼みになってきたら、露骨に中国にすり寄った。しかし、米軍の迎撃システム「THAAD(高高度防衛ミサイル)」の韓国配備問題で、自国の弾道ミサイルが無力化されることに激怒した中国の経済制裁を受けると、「THAADは第三国を狙うものではなく、中国の戦略的安全保障の利益を損なわない」と約束して“全面降伏”してしまった。

 ◆盧元大統領と同じ運命?

 かてて加えて、アメリカのトランプ前大統領が文大統領を疎んじていたという証言もある。実際、2019年6月の板門店におけるトランプ前大統領と金正恩総書記の米朝首脳会談でも、文大統領は“仲人”のようにふるまいながら、会場では座る椅子さえも用意されず、完全に蚊帳の外だった。今では金正恩総書記からも相手にされていない。

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