トランプ氏の評価 中国「わがまま」、イスラエル「感謝」 露ではもう過去の人

韓国紙は安堵感

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日の年頭の記者会見で、バイデン新政権が北朝鮮との対話を再開させることに期待感を示した上で「その対話は、トランプ政権で成し遂げられた成果を継承し、発展させていくものであるべきだ」と強調した。韓国紙、東亜日報は社説でバイデン新政権について「トランプ政権時のように大統領の気まぐれによる突拍子のない対話展開よりも正統な外交手法が追求される」と論じ、トランプ時代の“サプライズ外交”の終焉(しゅうえん)に安堵(あんど)感をにじませた。

 オーストラリアのモリソン首相は19日にペンス副大統領と電話会談し、両国の連携が強化されたことなどに謝意を述べた。18日にはポンペオ国務長官とも電話会談したが、トランプ氏とは「(退任前に)話す予定はない」と話した。

 20日付の中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報はトランプ氏について「最後まで、わがままを通したようだ」と指摘。一例として欧州などからの外国人の入国禁止措置を解除すると18日に発表したことを挙げた。大統領の職にある間は思わぬ反発を警戒してか、20日までのところ中国側ではトランプ氏個人に対する厳しい批判は目立たない。

 歴史上最も台湾に友好的な米大統領といわれたトランプ氏に対して、台湾の各界からは「感謝の声」が上がった。外交部(外務省に相当)は「トランプ氏の大統領任期中の台湾に対する力強い支持に感謝する」と表明。総統府、立法院(国会)も20日までに同じようなコメントを発表した。

(パリ 三井美奈、ロンドン 板東和正、モスクワ 小野田雄一、カイロ 佐藤貴生、ソウル 桜井紀雄、シンガポール 森浩、北京 三塚聖平、台北 矢板明夫)

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