サムスン経営トップに実刑、再び収監

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領への贈賄罪などに問われた韓国最大の財閥、サムスングループ経営トップでサムスン電子副会長の李在鎔(イ・ジェヨン)被告(52)の差し戻し控訴審で、ソウル高裁は18日、懲役2年6月(求刑懲役9年)の実刑判決を言い渡した。李被告は法廷で拘束された。

 判決が確定する可能性が高いとして、李被告の再収監がグループ運営や韓国経済に影響を与える事態を懸念する声が出ている。

 判決によると、李被告は、昨年死去した父親の李健煕(ゴンヒ)同社会長から経営権を引き継ぐ過程で、支援を受ける見返りに86億ウォン(約8億円)余りの賄賂を、収賄罪で懲役20年が確定した朴前大統領とその親友の崔順実(チェ・スンシル)受刑者に渡した。

 サムスン側は高裁の求めに応じる形で、外部の有識者らでつくる順法監視委員会を設置。李被告は国民に向け謝罪し、世襲をやめると表明した。だが今回の判決は、監視委について「実効性を満たしたとはみなしがたい」と判断した。

 李被告は2審で2018年2月に執行猶予付きの判決が出され釈放されていたが、最高裁が19年8月に2審判決を破棄し、高裁に審理を差し戻していた。

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