ドイツ与党党首にメルケル派 ラシェット氏を選出

 【パリ=三井美奈】ドイツでメルケル首相が所属する中道右派与党「キリスト教民主同盟」(CDU)は16日の党首選で、党内中道派のノルトライン・ウェストファーレン州のラシェット州首相(59)を選出した。9月の総選挙に向け、メルケル首相の有力な後継者候補となる。

 党首選は3人が立候補し、代議員によるオンラインの投票で行われた。ラシェット氏は上位2人の決選投票で、メルケル氏のライバルで保守派のメルツ元下院院内総務を破った。当選を決めたラシェット氏は「次の首相は、われわれの陣営から出す」と総選挙への意欲を示した。

 ラシェット氏は同州アーヘン出身で、新聞記者を経て、1994年に連邦下院選で初当選。その後、州政界に転じ、2017年に州首相に就任した。メルケル路線に忠実で、首相の寛容な移民受け入れ政策を支えてきた。

 CDUは今春にも、姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)とともに総選挙の統一首相候補を決める。通常は規模で勝るCDU党首に決まるが、今回はCSU党首でバイエルン州のゼーダー州首相が人気で、ラシェット氏をしのぎ有力候補として急浮上している。

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