弾劾訴追されたトランプ氏「権力者が陥りがちな姿」の典型例

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、支持者による議会襲撃事件を扇動したとして弾劾訴追を受けたドナルド・トランプ米大統領について。

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 「史上最悪の大統領」。1月10日、元カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツネッガー氏にYouTubeでそう非難されたトランプ氏は、米史上初めて2度にわたり弾劾訴追された。

 6日、ワシントンで行われた集会で、力強く大きな声で「我々は決してギブアップしない。引き下がらない。降伏しない」と叫んだトランプ氏。煽られた熱狂的なトランプ支持者らは連邦議会議事堂へ乱入。制圧にあたった警官を含め死者5人、訴追者70人以上という最悪の事態を招いた。

 反乱を扇動したとして決議されたトランプ氏がスピーチで締めていたネクタイはいつもの鮮やかな赤。目を大きく見開き、手振りは大きく、その手は胸元まで高く上がっていた。演台をがっちりと掴み、身体の向きを右へ左へと変え、集会に集まった人々全てに訴えかけていた。

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