メキシコ前国防相訴追せず 麻薬取引、事件資料も公開

 メキシコの検察当局は14日、麻薬取引やマネーロンダリング(資金洗浄)に関与した疑いで米当局に拘束された後、メキシコ側が捜査を続けていたシエンフエゴス前国防相(72)について「犯罪組織との接触はなかった」と結論づけ、訴追しないと発表した。政府は15日、米側から提供された事件の証拠とみられる約750ページの資料を公開した。米側の反発は必至だ。 ロペスオブラドール大統領は15日の記者会見で「検察当局は、米当局がでっち上げた容疑には妥当性がないと判断した」と指摘。米メディアによると、米司法省は「メキシコ政府ができなければ、米国は前国防相の起訴をやり直す権利を有する」との声明を出した。

 米当局は昨年10月、前国防相をロサンゼルスの空港で拘束。前国防相は在任中に麻薬組織によるコカインや覚醒剤など数千キログラムの密輸を手助けした疑いなどが持たれた。(共同)

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