ロシアが領空開放条約の脱退手続き開始 米に続き

 【モスクワ=小野田雄一】ロシア外務省は15日、軍事活動の透明性向上を目的に30カ国以上が非武装の偵察機による領空での監視・査察飛行を相互に認め合う「オープンスカイ(領空開放)条約」からの脱退手続きを開始したと発表した。トランプ米政権はロシアの条約違反を理由に脱退を通告。米国は昨年11月、正式に脱退した。

 露外務省は声明で「米国の脱退で各国間のバランスが崩れ、信頼醸成手段としての条約の役割が損なわれた」と指摘。脱退のための国内手続きが完了次第、各国に通告するとした。

 米露間では2019年、中距離核戦力(INF)全廃条約が失効。今年2月に期限を迎える新戦略兵器削減条約(新START)も延長されるか不透明な情勢だ。

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