拘束警告・刑事訴追…露、ナワリヌイ氏の帰国阻止に躍起

 【モスクワ=小野田雄一】何者かに毒物で襲撃され、ドイツで治療を受けていたロシアの反体制派指導者、ナワリヌイ氏が「17日にロシアに帰国する」と表明したことに対し、露政権が帰国を阻止しようとする動きを強めている。露司法当局は14日、同氏が帰国すれば即座に拘束する方針を明らかにした。ただ、実際に同氏を拘束した場合、国内外から強い批判を招くのは確実で、露政権は苦しい立場に置かれている。

 ナワリヌイ氏は13日、17日に航空便でドイツから帰国するとツイッターで表明。これに先立ち、今秋に予定されている露下院選に向け、反体制派勢力を支援する意思も示していた。

 これに対し、露司法当局は14日、「ナワリヌイ氏は過去の事件で執行猶予中であるにもかかわらず、当局の出頭要請に応じなかった」などとして、昨年末に指名手配したと公表。同氏を発見次第、拘束するとした。さらに司法当局は同氏の執行猶予を実刑に切り替える手続きも進めている。

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