「30年前の自由のメッセージ共有したい」 血の日曜日で駐日リトアニア大使

 1月13日は「自由の擁護者の日」と定められている。この日、各家庭やあらゆる職場では、犠牲となった自由の擁護者の正義や記憶の象徴として、窓辺にキャンドルを灯すのが習わしとなった。海外の大使館でも同じだ。

 テレビ塔の事件では無辜(むこ)の14人が犠牲となり、702人が負傷したが、犠牲者の死は無駄ではなかった。彼らはソ連帝国の崩壊を見越して90年3月11日に回復したわが国の独立(独立宣言のこと)を擁護してくれた。独立回復後、リトアニアはソ連の侵略や軍事クーデターの試みにも平和的な抵抗を続けてきた。これはソ連帝国からの独立を目指す他の抑圧された共和国の模範となった。

 われわれが「リトアニアの勝利」というとき、30年前の歴史的瞬間に生きていた人々だけでなく、(ロシア革命と第一次大戦後の)18年の独立闘争に志願し、リトアニアの自由の礎を築いた前世代の人たちも念頭に置いている。テレビ塔事件30年という歴史的記念日にあたり、30年前にリトアニアから世界に送った自由のメッセージをいま一度、共有したいと願う。

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