イラン、韓国に資金凍結解除要求 「拿捕は無関係」

 イランによる韓国船籍の石油タンカー拿捕を受け、韓国外務省の崔鍾建第1次官が10日、テヘランを訪問し、アラグチ外務次官と会談した。米国の制裁により韓国で凍結されたイラン関連資金についても協議し、アラグチ氏は「違法な凍結は許されない」と主張した。イラン側が発表した。

 アラグチ氏は会談で拿捕について「タンカーが海を汚染したため」として凍結問題と関係ないと強調したが、実際には韓国に資金凍結を解除させるために拿捕で圧力をかけたとの見方が強まっている。アラグチ氏は「イランと韓国の関係発展は(資金凍結)問題の解決にかかっている」と強調。「米国の制裁というより韓国の政治的意志の欠如が凍結を引き起こした」と指摘。崔氏は問題解決に向けて対応すると述べたという。

 イラン革命防衛隊は4日、海運の大動脈、ホルムズ海峡近くでタンカーを拿捕した。拘束された乗組員計20人の国籍は韓国、インドネシア、ベトナム、ミャンマー。韓国で凍結されているのは70億ドル(約7200億円)相当のイランの原油輸出用資金。凍結資金の一部を新型コロナウイルスワクチン購入費に充てる代替案の交渉が進んだが、米政府が懸念を示して頓挫していた。(共同)

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