米製薬大手ファイザー、ワクチンの緊急使用許可を申請 米国初

 【ワシントン=平田雄介】米製薬大手ファイザーは20日、新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請した。米国でのワクチンの緊急使用許可申請は初めて。

 アザー厚生長官は同日、「FDAが認めれば、まず(医療従事者など)最も感染リスクの高い人に投与される」と述べた。

 FDAは12月8~10日にワクチンについて審議する諮問委員会を開く予定。ファイザーは緊急使用許可が得られ次第、出荷を始める方針。1人2回接種が必要で、年内に5000万回(2500万人)分を製造できるよう準備している。

 ファイザー製ワクチンの発症を防ぐ有効性は95%。人種や年代、性別に関わらず有効性を確認したとしている。最大6カ月の保管でマイナス70度以下の超低温冷凍が欠かせないため、輸送手段が課題。日本政府は6千万人分の供給を受けることで基本合意している。

 米バイオテクノロジー企業モデルナも、暫定結果で有効性が94・5%のワクチンの緊急使用許可を数週間内にFDAに申請する見通し。マイナス20度で最大6カ月保管できる。日本政府は2500万人分の供給を受けることになっている。

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