韓国外相、訪米も「不発」 会えたのはポンペオ氏、バイデン氏陣営には接触できず

 米大統領選をめぐり、韓国外交が混乱している。民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)の当選確実が出た直後に康京和(カン・ギョンファ)外相が訪米したが、マイク・ポンペオ現国務長官とランチ面会した一方、バイデン氏陣営には接触できず、当てが外れた形だ。

 バイデン氏の当選確実が伝えられたのは日本時間8日だったが、康氏は8~11日までの日程で訪米した。ドナルド・トランプ政権のポンペオ国務長官とワーキングランチで会談したが、ポンペオ氏が「インド太平洋戦略」の推進を強調したのに対し、康氏は「北朝鮮」と「新型コロナ」問題の解決を強調したという。中央日報は「実益がない」と酷評した。

 聯合ニュースによると、康氏は「バイデン氏の側近の一人」とされる上院議員らに会ったが、バイデン氏陣営の人物とは面会できなかったという。日米関係を分断する狙いはひとまず不首尾に終わったようだ。

 ジャーナリストの室谷克実氏は「そもそも今回の訪米は、10月上旬にポンペオ氏が来韓を取り消したことに対して『訪日はしたのに…』という嫉妬心から始まっている。文在寅(ムン・ジェイン)政権はトランプ氏が勝利するとのもくろみが外れた結果、このような不格好な訪米となった」と分析した。

 康氏をめぐっては、コロナ禍で海外への渡航を自粛要請しているにも関わらず、ヨット購入と旅行のため渡米した夫が猛批判された経緯もある。

 室谷氏は「夫を韓国へ連れて帰ることくらいしか“土産”にならないだろう」と突き放した。

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