バイデン政権閣僚候補の“危険な顔ぶれ” オバマ時代に「対中融和」推進した人物浮上、政府与党から警戒の声

 米大統領選で勝利を確実にした民主党のジョー・バイデン前副大統領が、政権移行に向けた動きを本格化させている。注目は新政権でホワイトハウス高官や閣僚となる顔ぶれだ。バラク・オバマ政権時代に「対中融和」を進めた人物も浮上しており、日本の外交・安全保障にとって極めて危険な事態が起こりかねない。

 「(新政権の顔ぶれは)米国を象徴するようなものにしたい」

 バイデン氏は7日夜、地元デラウェア州での勝利演説でこう語った。

 政権移行に向けて開設したウェブサイトでは8日、「コロナ対策」「経済回復」「人種問題」「気候変動」を次期政権の最優先課題と発表した。

 これらを担う「チーム・バイデン」は、どんな陣容になるのか。

 外交責任者の国務長官には、オバマ政権2期8年で、国連大使と大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を務めたスーザン・ライス氏が有力視されている。ライス氏は補佐官時代の講演で、中国が唱えた、米中で世界を二分する「新たな大国関係」を容認する考えを述べ、沖縄県・尖閣諸島には「米国は主権の問題には立ち入らない」と語った人物である。

 中国の軍事的覇権拡大を受けて、米国の対中姿勢は大きく変わったとの見方もあるが、日本政府や与党には、「親中・反日」傾向があるライス氏を警戒する声が多い。

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