バイデン氏、カナダ首相と会談 コロナ対策チームも立ち上げ

 【ワシントン=黒瀬悦成】米大統領選で当選を確実にした民主党のバイデン前副大統領は9日、カナダのトルドー首相と電話で会談した。3日の大統領選の投開票以降、バイデン氏が外国の首脳と会談するのは初めてとなる。

 バイデン氏の政権移行チームによると、同氏はトルドー氏からの祝意に感謝を述べ、米国とカナダによる新型コロナウイルス対策での連携緊密化や2国間の経済関係の強化などに向けて取り組んでいくことに意欲を表明した。

 また、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は8~11日の日程でワシントンを訪れ、9日にポンペオ国務長官と会談するなどトランプ政権高官と意見交換するほか、バイデン氏の関係者とも接触を図っている。共和党のトランプ大統領が「選挙に不正があった」として訴訟攻勢を強める中、バイデン「次期政権」をにらんだ諸外国による外交活動が早くも活発化しつつある。

 バイデン氏は9日、地元の東部デラウェア州で新型コロナ対策について演説し、「新型コロナの拡散を阻止するのに最も効果的なものはマスクだ」と述べ、国民にマスクを積極的に着用するよう強く促した。

 また、バイデン氏は同日、来年1月20日の就任直後に実施する新型コロナ対策の行動計画を策定する専門家チームを発足させ、チームの共同議長であるマーシー元公衆衛生局長官とケスラー元食品医薬品局長官らメンバー13人とビデオ会議を行った。

 バイデン氏は行動計画で、検査の徹底や感染者の追跡、高齢者や人種的少数派など命の危険にさらされやすい層へのワクチン確保などを進めていく方針であると明らかにした。

 一方、トランプ氏陣営は9日、バイデン氏が接戦の末に制した東部ペンシルベニア州で郵便投票に不備があったとして、同州での開票結果を確定させないよう緊急差し止めを求める訴訟を同州の連邦地裁で起こした。

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