米国で同時投開票の上下院選挙 上院は共和党が過半数維持、下院は民主党が辛勝 「ねじれ国会」で経済政策では厄介なことに

 【どうなる?日米関係 米大統領選】

 米国では今回、大統領選だけが行われたのでない。任期6年である上院議員の3分の1、任期2年の下院議員のすべて、そして、多くの州知事などの改選も行われた。

 大統領選は大接戦となったが、上院では、共和党が過半数を維持したようだ(=裁判などで覆ったりしなければだが)。ちなみに、定数は50州から2人ずつで100人。議長は副大統領が務めるので、同数なら大統領与党が多数派になる。

 下院では、民主党が勝利し、ナンシー・ペロシ議長が続投することになった。しかし、共和党がかなり善戦して大差は付かなかった。米議会には党議拘束がないので、民主党にとって絶対安泰とはいえない議席差だ。

 いずれにせよ、「ねじれ国会」になりそうで、予算を成立させるのが非常に難しく、経済政策においては厄介なことになった。

 しかし、多くのテーマで、上院と下院は機能が分かれている。大統領を解任するための弾劾裁判を提起するのは下院だが、裁判所としての役割は上院である。弾劾裁判では、最高裁判所長官が議長となり、出席議員の3分の2の同意が必要だ。今回の選挙結果では、どちらが大統領でも弾劾というのは、事実上ないことになる。

 上院だけの権限に属するのは条約の批准と人事承認である。

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