ジョー・バイデン氏とは ジル夫人の影響力と、ハリス副大統領候補の野心に注目

 【どうなる?日米関係 米大統領選】

 来年1月に米大統領になりそうな、ジョー・バイデン前副大統領だが、日本人になじみが薄いので、その横顔を紹介しておきたい。

 まず、ジョン・F・ケネディ元大統領に次いで、2人目のカトリック大統領だ。米国では「カトリックはローマ教皇の意向に逆らえない」と、プロテスタント関係者の抵抗が強い。

 英国南部サセックス地方がルーツで、フランス人の血も引き、母親はアイルランド系だ。ペンシルベニア州で生まれたが、父親の仕事が不調でデラウェア州で育った。デラウェア大学とシラキューズ大学のロースクールで学んだが、偏差値としては高くない。

 フットボール・チームの強化に手腕を発揮し、フルートをたしなみ、女性との交際にも熱心だった。ぜんそくを理由に徴兵猶予となりベトナム派兵は免れた。弁護士となったが、すぐに郡会議員に、30歳で連邦上院議員となり7期務めた。小さい州なので競争者がいなかっただけだ。

 上院議員当選直後に、妻とナオミという娘を交通事故で失った。2人の子供がいたので、ワシントンに電車通勤した。デラウェア州司法長官だった長男は2015年に死去、次男はウクライナや中国との取引で攻撃されているハンター氏だ。

 外交や司法分野で活躍し、08年大統領選に意欲を見せたが断念し、バラク・オバマ大統領のもとで副大統領として、議会対策を担当した。穏健リベラルとして常識的でそれは安心だが、「核保有国になり得ないとする日本国憲法を、私たち(=米国)が書いたことをドナルド・トランプ大統領は知らないのか」といった発言に象徴されるように軽い。

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