米中“開戦前夜”の緊迫状況! 米大統領選に向け台湾海峡めぐり軍事衝突の懸念 菅政権は「ともに戦う覚悟」できるか

【緊迫する世界】

 米大統領選(11月3日投開票)が佳境を迎えるなか、共産主義と自由主義が対峙(たいじ)する台湾海峡が緊迫している。中国の習近平国家主席は「戦争準備」とも受け取れる過激な発言を繰り返し、中国人民解放軍は9月中旬以降、台湾の防空識別圏に連日のように軍用機を侵入させている。台湾の対岸には、新型弾道ミサイルを実戦配備したという。世界最強の米軍も一歩も引かない構えだ。これらの動きをどう見るか。拓殖大学海外事情研究所所長、川上高司氏が緊急連載「緊迫する世界」で迫った。

 米中は現在、台湾海峡を挟んで開戦前夜といえる緊迫状況にある。

 台湾の中央通信社が運営する日本語サイト「フォーカス台湾」は27日、中国軍機による台湾の防空識別圏への侵入が、活動を活発化させた9月16日以降で24回目になったと報じた。

 香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は18日、 中国人民解放軍が、極超音速滑空弾道ミサイル「東風(DF)17」を、台湾の対岸にある福建省や広東省に実戦配備したと報じた。東風17は、マッハ5以上で飛翔(ひしょう)し、途中で軌道を不規則に変える。台湾のほか、米空母打撃群も標的とみられるという。

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