司会者がトランプ氏を追及 対話集会、バイデン氏との違い顕著

 【ワシントン=黒瀬悦成、平田雄介】11月の米大統領選で再選を目指す共和党のトランプ大統領と、政権奪還を期す民主党のバイデン前副大統領は15日、それぞれ別のテレビ局が主催する有権者との対話集会に登場した。

 同日は2回目の候補者討論会が開催される予定だったが、トランプ氏の新型コロナウイルス感染の影響で中止された。対話集会の主催者はトランプ氏がNBCテレビ、バイデン氏がABCテレビ。ともにリベラルな報道姿勢で知られ、トランプ氏が参加した南部フロリダ州での対話集会は、司会者による追及型の質問が目立った。保守系FOXニュースは「有権者が質問できていない」と批判する識者の声を伝えた。

 トランプ氏は、冒頭から司会者に9月29日の1回目の候補者討論会の前に新型コロナの検査を受けたかどうかと追及され、「必須だったので受けたはずだが、覚えていない」と答えた。

 また、白人至上主義者を非難するかと問われ、「何年も非難してきたのに、必ず質問される」と返答。今年各地で起きた暴動の背景にある極左勢力の「アンティーファ(ANTIFA)を非難するかと、バイデン氏には質問しないではないか」と不満を訴えた。

 一方のバイデン氏は東部ペンシルベニア州で対話集会に参加し、追及型ではなく答えを引き出す形の質問を受けた。ワクチンが年内に完成すれば「自分も接種する」と回答。効果が高ければ、事実上の「接種の義務化」を目指すとした。

 警官による黒人暴行死事件を機に争点化した警察改革では、臨床心理士らを警察に配置して取り締まりの過激化を防ぐと訴えた。

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