米大統領選 2回目の候補者討論会、中止が決定 トランプ氏、10日にホワイトハウスで集会へ

 【ワシントン=黒瀬悦成】米大統領選の候補者討論会を企画する委員会は9日、南部フロリダ州マイアミで15日に予定されていた共和党とのトランプ大統領と民主党候補のバイデン前副大統領による2回目の討論会を中止すると正式に発表した。本来は3回目となる、22日の南部テネシー州ナッシュビルでの討論会については、両候補が予定通り実施することで合意したとしている。

 委員会は8日、マイアミでの討論会に関し、新型コロナウイルスに感染したトランプ氏が5日に退院したばかりであることなどを勘案し、「関係者の健康と安全」を理由に映像中継によるバーチャル形式で行うと発表した。

 これに対しトランプ氏は「バーチャル形式ならば参加しない」と述べ、15日は代わりに選挙集会を開くと表明。バイデン氏もこれを受け、当日はABCテレビと組んで有権者との対話集会を開く意向を明らかにしていた。

 新型コロナ感染による入院で選挙運動の中断を強いられたトランプ氏は、得意とする選挙集会を早急に再開させたい考え。

 米政権高官が米メディアに語ったところでは、トランプ氏は10日にホワイトハウスのバルコニーから数百人の参加者に向け「法と秩序」をテーマに演説するほか、12日夜にフロリダ州サンフォードの空港で感染後初となる支持者集会を行う予定としている。

 同氏がウイルス検査で陰性に転じたかについては明らかにされていない。

 一方、支持率で先行する民主党候補のバイデン前副大統領は、8日から9日にかけて西部の激戦州であるアリゾナ州とネバダ州で選挙集会を行うなど、トランプ氏が身動きのとれない間隙を縫って支持層の拡大を図っている。

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