日米豪印連携「アジア版NATO」構想に中国震撼!? 重要な枠組みの安倍元首相「自由で開かれたインド太平洋構想」を大メディアも今までスルー…今後は国内外へ浸透を

 筆者が尊敬する知人で、インド商工会議所連合会(FICCI)前会長であり、マンモハン・シン元首相のスピーチライターも務めたサンジャヤ・バル博士(Dr.Sanjaya Baru)は、筆者に繰り返しこう言っていた。

 「安倍首相が2007年に、わが国(インド)の国会でした演説は、われわれインド人の世界観をも変える画期的な内容で素晴らしかった。あの時、『ついに日本に、世界を俯瞰(ふかん)し、リードするスマートな首相が現れた』と大いに期待した」

 その演説とは、07年8月22日、デリーのインド国会で行った「2つの海の交わり(Confluence of the Two Seas)」と題されたものだ。安倍氏は冒頭、次のように語りかけた。

 「太平洋とインド洋は、今や自由の海、繁栄の海として、1つのダイナミックな結合をもたらしています。従来の地理的境界を突き破る『拡大アジア』が、明瞭な形を現しつつあります。これを広々と開き、どこまでも透明な海として豊かに育てていく力と、そして責任が、私たち両国にはあるのです。私は、このことをインド10億の人々に直接伝えようとしてまいりました」

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