米大統領選・現場をゆく(上)「トランプ氏なら中国正す」と期待する農家 問われるバイデン氏の「決意」

根強いトランプ氏支持

 ミシガン州を含む、中西部一帯のトウモロコシ生産地域「コーンベルト」でトランプ氏への支持は根強い。米農業メディアが9月初旬に公表した、農業従事者約1千人を対象とする世論調査では、75%が同氏に投票すると答え、一昨年の60%から15ポイントも上昇した。

 トランプ氏は、バイデン氏が副大統領を務めたオバマ前政権当時も含め、貿易や安全保障の問題で中国に対して常に弱腰だったと非難し、「バイデン氏が勝てば米国は中国に乗っ取られる」と訴える。

 これに対しバイデン氏は「トランプ氏こそ中国の習近平国家主席にへつらっていた」と批判し、貿易問題で「米国内の産業を中国から守ろう」と訴えるなど中国への態度を急速に硬化させ、両候補の論戦は「どちらが中国に厳しいか」を競う展開になっている。

 だが、バイデン氏の対中政策にはトランプ氏の「後追い感」が付きまとう。例えば、連邦政府が4年間で4千億ドル(約42兆2千億円)をかけて米国製品を購入するとしたバイデン氏の「バイ・アメリカン」計画を、トランプ氏は「俺の物まねだ」と揶揄(やゆ)する。

 チョート氏はバイデン氏の対中発言を「言うだけなら簡単だ。約束を実行したトランプ氏とは違う」と切り捨てた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ