米大統領選テレビ討論会、まるで“老人2人の口げんか” 60%もの米国民はバイデン氏の何を支持? CNN調査に疑義あり

 誤解なきように言うと、私は老老対決が悪いとは思っていない。遠い昔ながら記憶に鮮明なのは、いまから30数年前、1984年に73歳で再選を果たしたロナルド・レーガン大統領と、ウォルター・モンデール氏の対戦である。レーガン氏の高齢がやたら問題にされた選挙戦の討論会で印象深かったのは、第2回でのレーガン氏の次の発言だ。

 「選挙において年齢を問題とすべきではない。私は相手の若さと経験の浅さを批判しようとは思わない」

 この返しで、レーガン氏は形勢を逆転させたが、20代だった私は、この発言に軽い衝撃を受けた。モンデール氏でさえも、当時の私にとっては「親の世代」だ。日本も米国も、政治家はもっと若返った方がいいんじゃないの、などと漠然と思っていた自分を少し恥ずかしく感じたのだ。

 歳ではない。要職にはそれをこなせる人が就くべきだ。政治に限らず何事につけても、「誰が言っているか」ではなく、「何を言っているか」「何をやるのか、できるのか」で人は評価されるべきだと、異国の大統領選挙から、この時学んだ。

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