ラストベルトでトランプ人気に陰り 大統領選討論会場のオハイオ

 トリードは米自動車「ビッグスリー」の発祥地デトロイト(ミシガン州)に車で約1時間と近く、自動車関連企業が多い。

 市街地から離れた欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の組立工場に足を運ぶと、閑散とした市街地とは対照的に、多数の大型トラックが頻繁に出入りを繰り返し、生産水準の回復ぶりをうかがわせた。出入口には「従業員募集」の看板もみえる。

 新型コロナが広がった春先以降、トリードでも感染対策のため多くの工場が操業を一時停止した。だが、FCAが5月中旬に再開するなど、製造業は市街地の飲食店などに比べ早い段階で従業員が職場に戻った。「雇用の戻りは遅いが、一部の業種は回復が進み、雇用改善はまだら模様」(州職員)という。

 オハイオ州は共和党と民主党とで大統領選の勝者がたびたび変わる「揺れる州(スイングステート)」。キニピアック大が24日公表した同州の世論調査で、バイデン氏支持は48%、トランプ氏支持が47%とほぼ並んだ。投票先を決めかねている浮動票が「勝者を決めることになる」(調査担当者)と分析されている。

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