米最高裁判事に保守派のバレット氏指名へ 米メディア報道

 【ワシントン=黒瀬悦成】FOXニュースなど複数の米主要メディアは25日、トランプ大統領が18日死去したギンズバーグ連邦最高裁判事の後任に、保守派のエイミー・バレット連邦控訴裁判事(48)を指名する意向を固めたと報じた。トランプ氏が26日に正式指名する見通し。

 トランプ氏による最高裁判事の指名は3人目。バレット氏の指名が上院で承認されれば、最高裁(定員9人)の構成は保守派が6人、リベラル派が3人となり、最高裁の保守化が一層進むことになる。

 トランプ氏は25日、記者団に「(誰を指名するか)決めた」と述べつつ、バレット氏かどうかは明言しなかった。関係者はロイター通信に、トランプ氏が土壇場で人選を変える可能性もあり得ると指摘した。

 バレット氏は2017年、トランプ氏から中西部を管轄する第7巡回区連邦控訴裁(本部イリノイ州シカゴ)の判事に指名された。人工妊娠中絶に反対し、個人の銃所有の権利を擁護する立場をとり、過去にも最高裁判事への起用が取り沙汰された。

 指名承認手続きを行う上院(定数100)の現有勢力は共和党53、民主党47。共和党では2議員が「11月の大統領選前の駆け込み指名は容認できない」として承認に反対を表明したが、残る51人は賛成に回るとみられ、現時点で承認はほぼ確実視されている。

 トランプ氏としては大統領選前の指名承認を実現させ、保守派を中心とする支持層に成果をアピールしたい考えだ。

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