中国反発「台湾のたくらみは徒労に終わる」

 【北京=西見由章】中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は25日、台湾の蔡英文総統が12月で調整中のアジア太平洋経済協力会議(APEC)にオンライン形式で参加する構えを見せていることについて「いかなる側も幻想を抱いてはならない。台湾当局の機会に乗じたたくらみは徒労に終わる」と反発した。

 汪氏は「『一つの中国』原則の下、中国台北(台湾)は地域経済体としてAPECに参加している」と指摘し、「中国台北の代表派遣はAPECの覚書と慣例にのっとらなければならない」として蔡氏の参加を認めない意向を示した。

 中国側は1991年に中国と台湾、香港がAPECに加入した際、台湾の代表を経済の閣僚級高官に限定する覚書が交わされたと主張。また93年に開かれた首脳会議の初会合では米中間の協議を経て、台湾の政治指導者は招待しない原則が決められたとしている。一方、台湾側は首脳会議は91年の覚書の対象外で、台湾の首脳の参加に関する規定は存在しないと主張している。

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