南スーダン政治家ら公金38億円横領 国連「途方もない汚職」

 国連人権理事会は25日までに、今年2月の事実上の内戦終結後も政情不安が続く南スーダンで2016年以降、政治家や政府高官が公金計約3600万ドル(約38億円)を横領した疑いがあると発表した。実際の被害額はさらに多いとみられる。

 南スーダンでは13年に始まった内戦で推計40万人が死亡。人権理は、政治家らが石油や鉱物資源の利益を巡り争っているとし「人々の暮らしは、途方もない規模の汚職により破壊された」と非難した。

 人権理によると、公金は財務・経済計画省と国家歳入庁から政治家らに違法に流れ、国際企業や銀行も関与した。一部は、マネーロンダリング(資金洗浄)のため国外の資産購入に充てられた。

 現地通貨は、長年の紛争と汚職で外貨が枯渇し暴落。しかし、政治家らは闇レートで両替し、利益を得ているもようだ。

 南スーダンでは12~17年、日本の陸上自衛隊施設部隊が国連平和維持活動(PKO)に参加しインフラ整備を担った。(共同)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ