中国空軍がグアムの米軍基地模した目標を攻撃するプロパガンダ動画を公開 米空軍は反発 米映画「パクリ」の指摘も

 【ワシントン=黒瀬悦成】中国空軍が今月中旬、グアムのアンダーセン米空軍基地に似せた標的を中国空軍機が攻撃するプロパガンダ動画を公開し、米太平洋空軍は23日、「地域を抑圧し、脅し上げようとする人民解放軍の策動だ」と批判する声明を発表した。

 問題の動画は約2分15秒の短編で、19日に、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で公開された。閲覧者らがネット上で拡散したため、現在はユーチューブなどでも視聴可能だ。

 動画では、核爆弾を搭載可能な中国空軍の戦略爆撃機「H-6K(戦神)」が夜明けとともに砂漠の中の基地から出撃し、グアムの基地とみられる攻撃目標に上空からミサイルを撃ち込んで爆発炎上させる。

 また、攻撃シーンでイラク戦争を描いた「ハート・ロッカー」やアクション大作の「ザ・ロック」などのハリウッド映画の映像を使用していることも判明し、ネット上で「盗作」との指摘も相次いでいる。

 アンダーセン空軍基地は米軍のインド太平洋戦略の重要拠点で、米中の軍事衝突が起きた場合は、真っ先に中国の攻撃目標になるとみられている。

 太平洋空軍は声明で「わが軍の人員と装備、そして同盟・パートナー諸国の安全の維持は最重要事項だ」と指摘し、中国に対する備えを引き続き固めていく立場を強調した。

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